その他


Other

エマルション
洗浄

三相乳化法はサイズの大きなO/W型エマルションを調製することができる。このエマルションを機械装置や容器、パイプ内などにおける油汚れの洗浄剤として使用することが可能である。油汚れは一般に油洗浄で容易に除去することができるのと同様に、O/W型エマルションによる油汚れ洗浄が可能である。このエマルション洗浄法は固形化した油汚れ、さらに石油系重質油や各種シリコーン類などによる汚れ洗浄に有効である。

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洗浄前                                                                   洗浄後

潤滑剤
(高含水グリース)

有機潤滑剤(グリース)は負荷の掛かった回転軸や移動面の接触抵抗を減らすために汎用されている。負荷が大きく、高速になると、潤滑剤による放熱に限界があるために、軸受けは著しく過熱状態になる。そこで、放熱を早めるために、潤滑剤の熱伝導性を高めることが必要である。その一方法として、潤滑剤をW/O型のエマルション系にすること、すなわち高含水グリースの使用が試みられている。通常の界面活性剤系でW/O型潤滑剤を調製し、潤滑の負荷テストを行うと、油水分離を起こしてしまう。しかし、三相乳化法によって調製をしたW/O型潤滑剤(高含水グリース)は負荷テストでも十分安定で有り、高熱伝導型潤滑剤として使用することが可能である。

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エマルション
濃縮

三相乳化エマルションは柔らかい親水性ナノ粒子が油滴界面に不可逆的過程で付着・固定することによって、乳化安定化されている。そのため、水中で三相乳化の構造が一度形成されると、エマルション状態は媒質の水相量に依存しなくなる。従って、三相乳化エマルションの状態は希釈倍率に依らず、またその反面の超濃縮にも耐える。特に、クリーム状に濃縮した三相乳化エマルションは安定に水で再分散させることも可能である。一方、界面活性剤型エマルションは希釈や濃縮をすると、必ず油水分離が起こりエマルションは安定に保持されず、破壊される。

MKT-085

濃縮エマルション(水分6%)